【中国語】「的」の意味の解説と例文

物の所有者や人の所属を表したり、名詞を修飾するときには「的」という助動詞を使います。この「的」は特に所有者を表す用法の場合、日本語の「私のもの」「あなたのもの」など「〜のもの」に非常に似た使い方をします。本記事ではその「的」の意味を例文を交えながら解説します。そのほか、一つの文章で複数の「的」を使う場合の注意事項も紹介します。

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「的」の発音と意味

意味①所有者や所属を表す「的」

「この本は〇〇のもの」と、ある人や物の所有者を言いたい時に使用します。日本語だと「〜の」にあたります。また、「私の家族」など所属を表現する際にも使用します。

名詞の省略

話し手がどの名詞のことを話しているかわかっている場合、「的」の後ろの名詞を省略することができます。

上記の例文は、話の流れで何のことを話しているか分かる場合です。また、下記の例文のように「是」の前後に同じ名詞が重複する場合は、片方を省略することができます。

意味②名詞を修飾

物や場所、時間などを修飾して説明するときに使用します。このとき、メインとなる名詞の前に形容詞やフレーズなどおき、形容詞やフレーズと名詞を繋ぐ役割として「的」を使用します。

上記から分かる通り、「的」は名詞「零食」を修飾しています。さらに、この「的」がついた名詞を利用して下記のように文章を作ることができます。

上記の文章を分解してみると、少し長いですが「他在日本買回来的零食」が文の主語であり、「很好吃」が形容詞であることがわかります。

名詞の省略

話し手がどの名詞のことを話しているかわかっている場合、「的」の後ろの名詞を省略することができます。

「的」は他にも用法があります。詳細はこちらの記事で紹介しています。

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「的」の省略

ここまで、2つの意味と用法を解説しました。しかし、中国語は実は一つの文章の中で、「的」がたくさんあるのは良くない。というルールがあります。例えば下記の文章を見てみましょう。

文法が間違っている。というわけではないのですが「的」がたくさんあるので非常に見にくい状態です。そのため、中国語にはいくつか「的」を省略して良いルールがあります。細かいルールは他にもたくさんあるのですが、本記事では覚えておきたい主なルール2つをご紹介します。

ルール①１文字の形容詞が「的」の前に付く場合

「的」の前の形容詞が１文字の場合、「的」を省略することができます。

ただし、2文字以上の形容詞や形容詞の前に「很」が付く場合、「的」は省略できません。

ルール②家族や知人などの所属を言う場合

「私の母」「私の友達」など家族や、親族関係、知人などの所属を言う場合は「的」を省略することができます。

以上、2つのルールを最初に紹介した文章に当てはめてみると下記のようになります。

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