時制「未来形」が使えるようになると会話の幅がぐっと広がります。中国語で未来をいう時に使用する主な単語は「要」「会(會)」「打算」「将(將)」と色々ありますが、使い方は同じです。ただし、ニュアンスが異なりますので、一つずつ解説していきます。
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目次
はじめに
一般的に中国語には時制がないと言われ、中国語学習期間が長い方でも混乱する部分でもあります。また、中国語の動詞の特徴として、日本語や英語と異なり、どの時制でも動詞が活用することはありません。
日本語の現在形と未来形も区別がないことからも分かる通り(例えば、日本語の「行く」は現在形でもあり、未来形でもあります)、中国語もいわゆる現在形と呼ばれる文型も実は未来を表しています。
しかし、通常未来のことを話す際は未来を表す助動詞や日付、副詞をセットに使用することで、より明確に未来を表します。
動詞の文型を学びたい方はこちらの記事をご覧ください。
未来を表す助動詞
未来を表す助動詞は主に下記4つあります。順番に違いを紹介します。
(简/繁)要
(拼音)yào
(日本語)〜する
(简)会(繁)會
(拼音)huì
(日本語)〜するだろう
(简/繁)打算
(拼音)dǎsuàn
(日本語)する予定だ
(简)将(繁)將
(拼音)jiāng
(日本語)する(書き言葉)
主語+未来を表す助動詞+動詞
■意味
〜は〜します。
基本の動詞表現の文に未来を表す助動詞を追加するだけで、簡単に未来のことを表現することができます。
要と会(會)の違い
「要」はこれからする予定のときに使用し、「会(會)」はおそらくするだろうというときに使用します。するであろう確率は「会(會)」の方が「要」よりも下がります。
■例文
(简/繁)我要回去老家
私は実家に帰ります。
(简)听说明天会下雨
(繁)聽說明天會下雨
明日は雨が降るらしいです
上記の例文の場合、「要」がある例文はこれからすること、「会(會)」はらしい、すると思う。程度です。
打算
「〜するつもりだ」「〜する予定だ」と言った今後の予定や計画を言いたい時に使用します。
■例文
(简)下个月我打算要去台湾玩儿
(繁)下個月我打算要去台灣玩
来月台湾に遊びに行く予定です。
将(將)
主に正式な文章を書く際に使用します。その他、プレゼンといった正式なスピーチをする時に話す際にも使用します。
■例文
(简)苹果手机将举办新产品的发表会
(繁)蘋果手機將舉辦新產品的發表會
アップルは新しい商品の発表会を開催します。