【中国語】「看起来」「好像」の違いを解説

中国語講座

「看起来(來)」と「好像」の両方が使える場合

内容によっては「看起来(來)」と「好像」の両方が使える場合もあります。

(简)看起来要下雨了
(繁)看起來要下雨了
雨が降りそうです。(雨雲を見て)雨が降るみたいだ。

これは「看起来(來)」の例文でも紹介しましたが、実際に外の様子をみて、「雨が降りそうだ」と言っています。そのため、実際に降る可能性は高くなります。

(简/繁)好像快下雨了(聞いたかも、みたかも、不知道。可能性が低い。不確定。)
もうすぐ雨が降るらしいよ

次に「好像」を使ったこちらの文章を見ていきましょう。この文の場合、実際に見て判断したのか、それとも誰かに聞いたのか、天気予報で見たのかわかりませんが「雨が降るらしい」と言っています。「看起来(來)」と比較すると情報源が不確定のため、可能性は低くなります。

「好像」はあくまで感覚で「〜らしい」と言っており、「看起来(來)」は実際に見たことをもとに「〜みたいだ」と言っているので、可能性は少し下がります。

他の言い方

他に「雨が降るらしい」という言い方は以下があります。今回の記事のテーマと外れるので、詳しくは説明しませんが、ご参考にしてください。

■例文

(简)感觉要下雨了
(繁)感覺要下雨了
(感覚的に)雨が降るみたいだ。

(简)听说今天会下雨
(繁)聽說今天會下雨
(どこかで聞いて)今日は雨が降るそうだ。

(简)天气预报说要下雨
(繁)天氣預報說要下雨
天気予報で雨が降ると言っていた。

まとめ

以上、まとめてみると以下のように使い分けます。

ポイント

看起来(來)・・・目で見たことに対して「〜みたい」と言うときに使う。
好像・・・目や耳、鼻、触感で感じたもの以外の、感覚的なもののときに使用する。

「看起来(來)」に関しては、先にも述べましたが他にも同様の意味で
「听起来(聽起來)」:(聞いてみたところ)〜ようだ
「闻起来(聞起來)」:(におってみたところ)〜ようだ
「摸起来(摸起來)」:(触ってみたところ)〜ようだ
などがあります。これらも日本語だと全て「〜ようだ」になりますが、どこからその情報を得て「〜ようだ」と判断したかによって変わります。

逆に五感から得ていない情報で「〜ようだ」と言いたい場合は「好像」を使うと思えばわかりやすいのではないでしょうか。

単語帳

例文で使用した単語はこちら

・大げさにいう、誇張する
(简)夸张
(繁)誇張
kuāzhāng
動詞

・人形、ぬいぐるみ
(简)娃娃
(繁)娃娃
wáwa
名詞

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